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次亜塩素酸ソーダ

  • 次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)は次亜塩素酸のナトリウム塩です。化学式はNaCLOで、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれます。強アルカリ性で、希釈された水溶液はアンチホルミンとも呼ばれることもあります。
  • 一般の12%次亜塩素酸ナトリウムでは食塩を11%、遊離アルカリを0.5~1.2%含有していますが低食塩次亜塩素酸ナトリウムでは食塩4%以下、遊離アルカリ0.3%が一般的です。

    なお、前塩素処理やアンモニア処理などで大量に次亜塩素酸ナトリウムを注入すると、水中の硬度成分が遊離アルカリ成分と反応して水酸化スラリーとなって、処理水が白濁することがあります。この意味でも遊離アルカリの少ない低食塩次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
  • 殺菌剤としては野菜、果実などの消毒にも用いられるが、ゴマに対する使用は禁じられている。これは黒ゴマを漂白し、より高価な白ゴマとして販売されることのないようにするためとされる。
  • 水道用消毒剤としては1890年代から使用され依然として世界的にももっとも重要な消毒剤と用いられています。
【長所】
  • 消毒効果が大きく確実で大量の水に対しても容易に消毒でき残留塩素の測定も簡易であるところ。
  • 給水栓までの距離が長い場合などの、微生物の再増殖(リグロース)を防ぐ持続残留効果がある
【問題】
  • 有効塩素濃度が短期間で減少することおよび塩素酸が短期間で上昇する(詳細は別途資料参考のこと)
  • フミン質などの有機物質により発がん性があるトリハロメタンなどの消毒副生物の発生
  • 塩素消毒に対して抵抗力の強いクリプトスポリジウムの汚染

製造方法

次亜塩素酸ナトリウムは水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)に塩素ガスを反応させて製造されてます。

[ 2NaOH + CL² → NaCLO + H²O + NaCL ]

水溶液中での殺菌力の関係

水溶液中での殺菌力の関係

[NaCLO + H²O → NaOH + HCLO ]
[HCLO → HIO‾ + H+ ]

水溶液中では、このHCLO(次亜塩素酸)の存在が殺菌の効果を左右します。
pH(水素イオン指数)が高くなるとCLO‾(次亜塩素酸イオン)に対しHCLOが減少するので殺菌の効果が低下します。逆にpHが低くなるとHCLO(次亜塩素酸)が増え、殺菌の効果は上がります。(グラフ参照)

※水溶液中では上記のHCLO(次亜塩素酸)やCLO‾(次亜塩素酸イオン)これらを遊離残留塩素といいます。
そのHCLOが水中で人体などから出るアンモニア化合物や有機性窒素化合物と反応しm黒ら民として存在するこれらを結合残留塩素といいます。

結合残留塩素の消毒効果は遊離残留塩素よりはるかに弱いが持続性に優れ、安定性はよいとされています。

また、同等の効果を得るには、同一時間の場合遊離残留塩素の濃度の約25倍を要し、同一濃度の場合は約100倍の時間を要するとされています。